パーティ
サマリー
スイクンを強く使えるスタン構築が組めてとてもうれしい。
配分
ラティアス 175-x-121-131-152-178(おくびょう)
ヒードラン 166-x-126-182-127-141(おくびょう、非理想)
ガルーラ 181-147-100-x-100-156(ようき)
ランドロス 195-165-120-134-109-113(きまぐれ、非理想)
スイクン 198-85-136-143-136-125(ひかえめ、非理想)
モロバレル 221-105-134-105-101-31(のんき)
構築経緯
前回 の構築を組む途中で見いだせた瞑想スイクン詰めの可能性。
一番好きなポケモンであるところのスイクンを強く使える構築をトリプルで組めるのなら、それは最後を飾るに相応しいだろうということで調整。
当初は 威嚇二枚のメガライボルトスタン をベースにしていたが遂行速度が遅すぎること、数値が低く押し切られることが多かったことからメガ枠をガルーラに、威嚇は1枚にしながらも最も数値の高い霊ランドロスとすることでスタンとしての体裁を保つ方向に。
S操作役はラティアス。スイクンだけでは負けないが勝てなくなりがちな雨や晴れに強くあれるドラゴン耐性が最大の魅力で、S110からの光の壁と癒やしの波動のサポートでスイクン詰めへの寄与が大きい。
5枠目はスイクンと縦の相性が良いことに加え胞子とゴツメによるごまかし性能、怒りの粉による詰め性能と最低限のギミック耐性、トリル耐性からモロバレルを採用。
6枠目は全体技が欲しかったためヒードランを採用。数値が高くラティランドとの補完が良好、草への打点も担ってくれる。
モロバレルを採用したためメガ込の平均種族値572と数値上は少々物足りないが、大好きなスイクンラティアスランドロスと好きなポケモンをたくさん詰め込んだとても楽しい構築を組むことができた。
個別解説
ラティアス 175-x-121-131-152-178
臆病HSベース。5世代の配分で、球バシャの飛び膝高乱数2耐えとかそういう個体だったと思う。16n-1の中で175が2番目に好きなので気に入っている配分。
S操作役なので追い風は確定。サイクル戦及びスイクン詰めの補助として光の壁と癒やしの波導も外せない。攻撃技はモロバレルへの打点を重視してサイコキネシス。エルテラへの気持ちばかりの抵抗もできる。
持ち物はラムのみだが、ダークホールは避けるか降参前提であるならオボンのほうが出力は高い。
悪戯心組には実現し得ないサイクル性能を持ちながら高い素早さ壁や癒やしの波導を放てるとっても偉いポケモン。光の壁とスイクンのバークアウトを絡めればニンフィアの前でなんと3回動ける。
追い風役としてはサンダーが比較対象になると思われるが、耐久とドラゴンの耐性、そしてS110は明白な優位点。
ヒードラン 166-x-126-182-127-141
CSぶっぱ。めざ氷個体のため実数値は若干低い。
一致打点かつ全体技の熱風とラスターカノン、瞬間火力が出るオーバーヒート、攻撃範囲が最も広い大地の力で4枠確定。
全体的に遂行速度が早くない構築になったので雑に削れる全体技が欲しかった。ガルスタンに採用できる全体技持ち
ポケモンは
ニンフィアと
ヒードランの2択だと思っており、今回は数値も耐性も欲しかったため
ヒードラン。
エルテラドーになすすべがないのでせめてもの抵抗でスカーフを持たせているが、別にスカーフを持ったところで有利になるとは思えないので大人しくシュカで良いかもしれない。
ラティランドバレル
スイクンいずれとも、防御攻撃どちらの相性も良い。その上高数値と文句の付け所がない
ポケモン。数値耐久から体力を残したまま終盤に持ち込めることが多く、サイクルに参加した削り要員からスカーフを持ったスイーパーへのスイッチも綺麗にこなしてくれる。
臆病なので火力は少々頼りない。噴火したら楽しかったかもしれないが持ってないので仕方なし。
ガルーラ 181-159-120-x-120-167(メガ後)
ASぶっぱ。この構築で随一の遂行速度。
スイクンの障害になる
ポケモンを排除することを主目的とし、雑に使い捨てることも多かった。
一方で
ラティアスの癒やしの
波導を受けつつ全てを破壊することもあるので結局何やっても強い生き物。
猫だましを使うかどうかや、威嚇やゴーストタイプを絡めて受けたりグロパンをケアする動きをしたりと、かつてシングルバトルで使っていた頃より何倍も、使っても使われても面白い
ポケモンであった。もう使えないのだなと思うと寂しいばかりである。
ランドロス 195-165-120-134-109-113
トリプルバトルを始めたときから使っている
ポケモンで、トリプルで使った中で一番好きな配分。何もかもが好き。パメラさんありがとう。
とんぼ返りは勿論のこと地面+岩打点とはたき落とすは痒いところに手が届く構築のユーティリティパーツ。
散々使ってきたがいつも動かす度に強いなあと感じるとても強い
ポケモン。
スイクン 198-85-136-143-136-125
S最速
バンギラス抜き、C11nでなるべく高く。残りH。めざ炎個体なので実際はもう2くらい実数値を高くできる。
スイクン詰めを目指しているため持ち物は残飯。技は瞑想と守る、熱湯までは確定。
スイクンで詰める以上氷技も吠えるなどの補助技も必要になる場面は存在しないはずなので、こちらの優位でボードコン
トロールしていくために最も適した技であるバークアウトを採用。
本構築の主軸。いかに
スイクンで詰めるか、どの
ポケモンを優先して処理するかを念頭に立ち回る。
初手から盤面に置き続け、バークアウトで相手の火力を削ぎつつ瞑想を積んで最後まで立たせている試合もしばしば。
5thシングルで対人戦を始めた私が世界で一番好きな
ポケモンが
スイクンだ。
追い風を覚えるからサポート役になれるなどと言われることもあるが、ただでさえ耐久受けが効かない現代
ポケモンバトルで追い風役に
スイクンを選ぶことが如何に愚かであるかなど語るまでもあるまい。
そんな
スイクンを試行錯誤の末、こういった形で活躍させることができたのが何よりうれしい。
また6世代の
スイクンの瞑想のモーションはとてもかっこいい。そんな動きを何度も見ることができるのがこの構築最大の魅力である。
モロバレル 221-105-134-105-101-31
HBぶっぱ、最遅。
採用しない理由がないきのこの胞子といかりのこな。サイクル系構築であるため守るも外せない。攻撃技は最大打点、かつ
スイクンが苦手ではないが得意でもない水タイプを削れる
エナジーボール。
持ち物は受けつつ削れる
ゴツゴツメット。胞子とゴツメ、再生力によるサイクルを行う中での誤魔化し性能の高さがやはり
モロバレルの魅力。
怒りの粉を使えることで、縦の相性が良い
ポケモンとは横に並んでいても相性が良いことになるというところも強さの一つ。
大活躍だったという試合は少ないが、
モロバレルが居なければ勝てなかった試合は数しれない。そして何より終盤の択を単なる安定行動に変えてくれるところが最大の強さであると思う。
反省点
エルテラがつらい!
滅びは詰みレベルで無理!
中速、遂行速度低めのサイクル構築大好き人間であるためもうしょうがない。あたったらこっちに都合がいい動きをしてくれることを祈りながら動き、当然そうならないので降参しよう。
エルテラと滅びが無理はトリプルレートでは絶対に許容されないと思うので、そういう意味では令和トリプルフリーらしい構築と言えるだろう。
ランドロスをスカーフにしてみたり
ラティアスに吠えるを仕込んでみたりなど、改善点が無くはないような気もするが時間切れ。
(
ORASトリプルフリーで対戦を行うための
ニンテンドー3DSオンラインサービスは2024年4月を持ってサービス終了しており、これは2024年3月頃に使用した構築の記事である)
【参考文献】